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行動変容を促す!従業員の「自分ごと」意識を高める実践法

従業員のセキュリティ教育方法として、毎年繰り返される座学や訓練に対し、以下のようなお悩みはありませんか?

  • 訓練が形骸化し、従業員が自分ごととして取り組んでくれない
  • 実際にインシデントが発生した際に、教育内容が機能しない
  • IT部門が作成した研修に対し、受講者から「なんだよ」というネガティブな反応を感じる

これらの悩みは、従来の教育手法が、実際の行動や現場のリアリティと結びついていないことに起因します。

本記事では、この課題を解決するため、「セキュアプラクティス」の視点を取り入れた新しい教育アプローチをご紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.体験型教育から学ぶ:教育を「知識」から「習慣」へ
    1. 1.1.従来の教育(知識重視)
    2. 1.2.セキュアプラクティスに基づいた教育(実践重視)
  2. 2.従業員が「自分ごと」になる!3つの実践的教育アプローチ
  3. 3.IT部門の「なんだよ」を解消する!共感と協力の教育設計
    1. 3.1.教育ニーズのヒアリング(ボトムアップ)
    2. 3.2.研修の「語り手」の変更
    3. 3.3.研修のタイトルの工夫
  4. 4.従業員の協力・理解を求める「口上」集
    1. 4.1.会社への貢献を訴える「私たち全員で守る」口上
    2. 4.2.個人の評判・信頼性を訴える「あなた自身のキャリアを守る」口上
  5. 5.さいごに

体験型教育から学ぶ:教育を「知識」から「習慣」へ

セキュリティ教育のゴールは「理解した」から「行動できた」に変えていくことが重要です。

従来の教育(知識重視)

  • 目的:規定やルールを知る
  • 内容:脅威の分類、法令の説明(抽象的)
  • 結果:試験で高得点は取れるが、現場での行動が変わらない

セキュアプラクティスに基づいた教育(実践重視)

  • 目的:現場で適切な行動をとる習慣を身につける
  • 内容:自分の業務で起こり得るリスクとその対処法(具体的)
  • 結果:インシデント発生時に冷静かつ迅速に対応できる

従業員が「自分ごと」になる!3つの実践的教育アプローチ

従業員の当事者意識を高め、教育を機能させるための具体的な方法を紹介します。

 アプローチ

     目的

      具体的な実施内容

   体験型・

ゲーム形式の訓練

「楽しさ」を通じて失敗経験

安全に積む

実際に誤って設定した環境で脆弱性を見つける

バグハンティング形式や、部署対抗のセキュリティクイズ

大会を実施する

   業務別・

ロールプレイング研修

現場のリアリティと教育を

直結させる

営業、人事、開発など、部署固有の業務シナリオに基づいたインシデント対応のロールプレイングを行う

(例:営業先でPCを紛失した際の初動対応等)

3分のマイクロラーニング

習慣化と継続的な意識付け

複雑なテーマを3分程度の短い動画やクイズに分割し、

毎週1回メールやチャットで配信

「今日のセキュアワンポイント」として、手軽に実践できる

プラクティスを紹介する

ポイントとしては、訓練の評価基準を「ルールを知っているか」から「初動対応が適切だったか」「報告のスピードはどうか」といった行動ベースに切り替えることが重要です。

IT部門の「なんだよ」を解消する!共感と協力の教育設計

受講者からのネガティブな反応は、多くの場合「IT部門の都合による押し付け」と感じられることから生まれます。

これを解消するには、教育の設計段階からアプローチを変える必要があります。

教育ニーズのヒアリング(ボトムアップ)

IT部門だけで研修内容を決めず、各部署のキーパーソン(部署のリーダーや若手のエースなど)にヒアリングを実施し、「現場で本当に困っていること」「どんなリスクを感じているか」を収集します。

研修の「語り手」の変更

堅苦しさを感じるIT部門などの担当者ではなく、現場に近い立場のセキュリティ意識の高い社員を「語り手」として登用します。

「私も以前、こんなミスをしました」といった失敗談や、具体的な成功事例を交えることで、共感が生まれやすくなります。

研修のタイトルの工夫

「情報セキュリティ規定遵守研修」のような堅いタイトルではなく、受講者のメリットを訴求するタイトルに変更します。

<例>

【変更前】 標的型攻撃メール対策訓練
【変更後】 「残業を減らす!」たった5秒で業務を止めないメールの確認術


【変更前】 機密情報取り扱い研修
【変更後】 「あなたの評価を守る!」情報漏洩を防ぐプロの仕事術

従業員の協力・理解を求める「口上」集

従業員の協力を得るためには、彼らが「なぜ自分たちがこれをするのか」という理由と「これを行うことで自分にどんなメリットがあるのか」を理解する必要があります。

会社への貢献を訴える「私たち全員で守る」口上

<口上例>

「セキュリティは、もはやIT部門の仕事ではありません。

お客様の信頼、私たちの給料、そして家族の生活を守るための会社の生命線です。

攻撃者はシステムを狙うのではなく、私たち一人ひとりの判断の隙を狙ってきます。

あなたの適切なワンクリックが、数億円の損害や、お客様の個人情報流出を防ぐ盾となります。

会社の未来は、今日のあなたの行動にかかっています。」

個人の評判・信頼性を訴える「あなた自身のキャリアを守る」口上

<口上例>

「セキュリティ事故が起きたとき、問われるのは会社全体の管理体制と、あなた自身のプロフェッショナルとしての対応です。
もしあなたがインシデントの当事者になってしまっても、正直かつ迅速に報告するというセキュアなプラクティス(習慣)を持っていれば、それは単なるミスではなく、組織の教訓となります。
自分の評判、そしてキャリアを守るために、この教育を単なる義務ではなく、プロのビジネスパーソンとしての必須スキルとして習得してください。」

さいごに

効果的なセキュリティ教育は、座学から行動変容へ、そしてIT部門の一方的な通知から全社的な文化へとシフトすることで実現します。

セキュアプラクティスの考えに基づき、「現場のリアリティ」「楽しさ」「習慣化」を取り入れた教育で、従業員一人ひとりを最強のセキュリティ防御壁へと変えていきましょう。

このアプローチが、貴社のセキュリティレベル向上の一助となれば幸いです。

セキュリティア推進部
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ハイパーのセキュリティブランド「セキュリティア」を推進するチームです!

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